ZinKlad Brakeはブレーキキャリパーなどの鋳物に対し優れた耐食性を発揮する表面処理システムです。ブレーキオイルとの適合性があるこの処理皮膜は、六価クロムおよびコバルトを含みません。ZinKlad Brake 250およびZinKlad Brake 1000の二段階のグレードがあり、いずれもELV規制、REACH規制に適合します。

  • ブレーキオイルとの適合性
  • 六価クロムフリー&コバルトフリー皮膜
  • 安定した皮膜性能
  • 薄いトータル膜厚
  • 世界統一性能

ZinKlad Brakeの処理工程は亜鉛・亜鉛合金めっきラインに適用するため、浸漬処理方式に設計されています。特別な無機系トップコートであるHidroKlad SIの処理皮膜は、部品の摩擦係数を大きく変化させることなく、ブレーキオイルとの適合性を高めます。さらに、HydroKlad SIは乾燥における液だれ、シミなどが起こりづらく、めっき後に曲げなどの二次加工を行った場合でも良好な耐食性を維持します。 (表) グレード 白錆発生(FWC) 赤錆発生(FRC) ZinKlad Brake 250 120時間 480時間 ZinKlad Brake 1000 240時間 1200時間 * 部品の形状・素材および後処理の方法により性能が異なる場合があります。